第59回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会
第23回日本精神保健福祉士学会学術集会
本協会では、2024年9月27日(金)、28日(土)の2日間(27日のプレ企画を含む)、兵庫県支部並びに一般社団法人兵庫県精神保健福祉士協会の協力のもと、兵庫県姫路市内において「第59回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会・第23回日本精神保健福祉士学会学術集会」(以下「第59回全国大会・第23回学術集会」という。)を開催いたします。
つきましては、第23回学術集会プログラムとなる分科会について、演題及び抄録原稿を募集いたします。
各締切日をご確認のうえ、構成員の皆さまからの多数のご応募をお待ちしています。テーマ及び開催趣旨については、こちらよりご確認ください。
なお、本第59回全国大会・第23回学術集会は現地会場のみでの開催を予定しています。演題発表者の方は当日、現地会場において発表いただくことを予定してください。
[演題申込締切日]2024年3月14日(木)(必着)→申込受付は終了しました。
[抄録原稿提出締切日]2024年4月14日(日)(必着)
倫理上の対応
演題申込用紙及び抄録原稿、発表に使用するPowerPointファイル等の映写資料(以下「抄録原稿等」という。)は、人権を最優先し、個人情報及びプライバシーの保護に配慮した表記として次の事項にご留意ください。
1)事例及び写真
・事例及び写真(以下「事例等」という。)の使用は、演題申込前に対象者の承諾を必ず得るとともに、その旨を必ず抄録原稿等に明記すること。
・対象者の承諾を得ることができない場合、合理的理由を演題申込用紙に明記するとともに、その旨を必ず抄録原稿等に明記すること。
2)対象者に関わる事項
・氏名は、イニシャルではなく、A氏、B氏といった任意のアルファベットを用いること。
・年齢は、「63歳」であれば「60代前半」とすること。
・特定の年月は、「2023年4月」であれば「X年Y月」等とすること。
・その他個人を特定できる内容は、抄録原稿等の内容に影響しない範囲で加工すること。
3)上記の他、調査及び共同研究等に係る発表の場合、調査及び共同研究等の協力者、調査対象機関等の承諾を必ず得ること。また抄録原稿には、行った倫理的配慮の内容を記載するとともに、所属機関等において倫理委員会の審査を受けている場合は、その旨と承認番号を明記すること。
その他、演題及び抄録原稿に関する詳細については、「演題及び抄録原稿の募集について(演題及び抄録原稿募集要領)」をご覧ください(「関係資料」参照)。
詳細をよくお読みになったうえで、下記の演題申込用ウェブフォームから申込を行ってください。
申込フォーム二次元バーコード
1)演題申込用ウェブフォームから送信 ※入力途中で一時保存が可能です。
・申込送信完了時に自動で控えと案内メールが送信されますので、「[email protected]」のメールを受信できるように設定しておいてください。
・本申込フォームは、セキリュティ機能SSLを採用している株式会社ソフトエイジェンシーの“Qooker(クッカー)”サービスを使用しており、本協会URLとは異なるアドレスへ飛びます。
なお、ウェブフォームからのお申込みが難しい方は、別紙1「演題申込用紙」に必要事項をご記入のうえ、第59回全国大会・第23回学術集会抄録集編集事務局まで郵送にて申込ください。
株式会社へるす出版 精神保健福祉士担当(中田、菅原)
〒164−0001 東京都中野区中野2−2−3
(電 話)03-3384-8155 (E-mail)[email protected]
公益社団法人日本精神保健福祉士協会 事務局 総務班
〒160−0015 東京都新宿区大京町23−3 四谷オーキッドビル7F
(電 話)03-5366-3152 (FAX)03-5366-2993
(E-mail)[email protected] (URL)https://www.jamhsw.or.jp/
2024年度の第59回全国大会・第23回学術集会を兵庫県で開催する運びとなりました。兵庫県で全国大会を開催するのは1966年、1974年、1987年に続き、4回目となります。
兵庫県では3回目の開催となった1987年の大会のテーマを振り返りますと、「『精神衛生法改正のこの時期に』再び精神障害者の社会的復権を考える−自立へ向けての協働−」とあります。奇しくも、兵庫県にて4回目の開催となる2024年は改正精神保健福祉法全面施行の年でもあります。36年前のテーマは古くてなお新しく、その時の課題は今もなお我々に問い続けます。
この3回目の兵庫大会の1年後、1988年に44名の有志により「兵庫PSWの会」が発足しました。44名で始まった兵庫県協会も現在では、700名近い会員を抱える大所帯となっています。この間、兵庫県の特徴的出来事として挙げられるものに、阪神・淡路大震災があります。被災者支援とともに「心のケア」への取り組みが全国に先駆けて行われました。そして記憶に新しい精神科病院における入院患者虐待事件では、兵庫県協会は本協会や県下の関係団体と協働して権利擁護のソーシャルアクションを行いました。この事件を契機とし、精神保健福祉法改正に権利擁護に関する事業や虐待防止対策が盛り込まれました。これらの出来事はその後も全国各地で発生しています。全国大会において兵庫県から改めて発信していくことが使命であると考えております。
国家資格として精神保健福祉士が生まれて25年、兵庫県協会の設立から35周年、そして本協会は設立から60周年という節目を迎えます。引き続き、社会から我々精神保健福祉士に対する期待は増し、同時にメンタルヘルスに関連した幅広い課題に対応する力量がさらに求められています。しかしながら、精神障害者の社会的復権の実現、権利擁護の徹底は、未だ解決に至っておりません。我々は、当事者、家族、医療従事者、他分野の職種、行政、市民らとともに、一丸となってこれらの課題に真摯に取り組む必要があります。
今回の大会テーマは「ひらく−あたらしい時代の精神保健福祉−」としました。
2023年度の第58回全国大会・第22回学術集会(愛媛大会)では「ミッション!社会的復権の実現〜ソーシャルワーク実践の深化・進化・真価〜」というテーマのもと、精神保健福祉士としての役割や責任を再検証し、社会的復権・権利擁護と福祉のための専門的活動を発展させていく機会となりました。兵庫県では、愛媛大会での思いを引き継ぎ、より発展を推し進めるべく、「ひらく」という言葉をテーマに込めました。我々、精神保健福祉士は、精神保健福祉の世界に明るい光を取り入れ、風通しをよくすることで、精神保健福祉を「開く」必要があります。
また、目まぐるしく変化する社会情勢や医療福祉制度に対応し、絶え間ない学びと自己研鑽によって、自らを「拓く」ことは当事者に対する専門職の責務でもあります。
さらに、誰もが安心して暮らせる市民生活を実現するために、個人へのアプローチのみならず、実際に行動することにより、社会全体に対して「啓く」取り組みを実践すべきであると考えます。
この全国大会を開催することで、精神保健福祉の諸課題へ仲間とともに粘り強く取り組み、信頼される専門職として日本社会、日本国民への貢献に寄与したいと考えています。
「ひらく−あたらしい時代の精神保健福祉−」
2024/1/11現在