主 催:公益社団法人日本精神保健福祉士協会
企画・運営:公益社団法人日本精神保健福祉士協会 刑事司法精神保健福祉委員会
犯罪被害を受けた人(被害者)も、罪を犯した人(加害者)であっても、いずれも、生まれながらに普遍的な権利である人権を保障されています。しかし、犯罪被害者は、加害者から受けた直接的な被害により、精神的なショックを受け、日常生活への支障や経済的な負担の増加のみならず、プライバシーの侵害や、風評被害など、二重三重の人権侵害にさらされています。また、加害者については、「日本の法律は加害者に甘い」、「加害者の人権ばかり守って被害者の人権をないがしろにしている」などの声も聞かれる一方で、加害者の家族への攻撃や、出所者に対する偏見は根強く、住まいや就職先が見つからないなど、地域社会から排除され、様々な人権上の課題に直面しています。
今回のセミナーでは、刑事司法領域における被害者、加害者双方の人権について考察し、精神保健福祉士がその権利を擁護するために何をなすべきか、その課題を明確にすることを目的としています。
日 時 | 内 容 | |
【e-ラーニング(事前視聴)/Vimeo(予定)】 | ||
3月15日(金) 〜30日(土) |
60分 | オンライン講義 「刑事司法における近時の「被害者支援」と「加害者支援」の動きについて(主に福祉的観点から)」 講師:西崎 勝則(刑事司法精神保健福祉委員会 助言者) |
【オンラインセミナー/ZOOMミーティング】 | ||
3月30日(土) 13:00 |
5分 | 開会・全体の企画趣旨 渡邉 洋祐(刑事司法精神保健福祉委員会 委員) |
13:05 | 40分 | パネルディスカッション 「被害者支援班の報告」 パネリスト:木本 克己(刑事司法精神保健福祉委員会 委員) 坂本 理恵(刑事司法精神保健福祉委員会 委員) コーディネーター:大岡 由佳(刑事司法精神保健福祉委員会 副委員長) |
13:45 | 40分 | パネルディスカッション 「加害者支援班の報告」 パネリスト:金子 宏明(刑事司法精神保健福祉委員会 委員) 合田 舞香(刑事司法精神保健福祉委員会 委員) コーディネーター:喜多見 達人(刑事司法精神保健福祉委員会 副委員長) |
14:25 | 10分 | 休憩 |
14:35 | 45分 | グループワーク |
15:20 | 30分 | グループ発表 |
15:50 | 10分 | 全体まとめ 山田 真紀子(刑事司法精神保健福祉委員会 委員長) |
16:00 | 閉会 |
無料
e-ラーニング(事前視聴)は、動画共有サイト「Vimeo」にてオンライン講義を視聴いただく予定です。オンラインセミナーは、WEB会議ツール「Zoom」を使用します。
お申し込み後の2024年3月15日(金)に、受講確定通知(セミナー案内)をメールします。セミナー案内に沿って、各自のインターネット環境にてご参加ください。
★オンラインセミナーのパネルディスカッションの後には、グループ分け(ブレイクアウトルーム)をして、参加者の皆さまでの意見交換の時間を設けます。
※構成員マイページを含む本申込フォームのデータ通信には、SSLを用いた暗号化を行っています。
作品名 | 公開年 | 内 容 |
すばらしき世界 | 映画(2020年) | 人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く。Amazonプライムなど配信サイトなどで視聴可能(有料) |
プリズン・サークル(PRISON CIRCLE) | 映画(2020年) | 島根県にある半官半民の刑務所で行われているTC(治療(回復)共同体)を追ったドキュメンタリー。自主上映会が各地で開催(多くが無料) |
天使のナイフ | ドラマ(2015年) 小説(2005年) |
少年犯罪における贖罪の意味を問う作品。 |
過去負う者 | 映画(2023年) | 受刑者の採用を支援する実在の就職情報誌の活動をモチーフに、前科を持つ人々の社会復帰に横たわる問題を描いた社会派ドラマ。 上映はほとんど終了。今後サブスクなどでの配信に期待。 |
対峙 | 映画(2021年) | 銃乱射事件の加害者被害者家族の対話を描くドラマ。 |
会員ページ(会員限定情報/パスワードあり)の「動画一覧」より、「オンライン講義」及び「パネルディスカッション」の動画をご視聴いただけます。
公益社団法人日本精神保健福祉士協会 事務局(担当:小澤)
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